事業内容

歯科事業

歯科医療全般
  • 歯科
  • 訪問歯科
  • 小児歯科
  • 審美歯科
  • 歯周病治療
  • 入れ歯
  • 予防歯科
  • 定期健診
  • 口腔外科

一般的な歯科である[外来]と、患者様のご自宅や施設にお伺いする[訪問]の二つを柱にしております。訪問歯科とは、寝たきりや歩行困難のために通院することが困難な方がご自宅や施設で診療や口腔ケアを受けられる制度です。高齢の方にとって歯科治療および口腔ケアは、単なる機能回復にとどまりません。よく食べられるから元気になるし、食べる喜びも味わえます。また、口腔内を清潔に保つことで、昨今問題とされている誤嚥性肺炎の予防にも繋がります。

外来・訪問の様子

訪問診療の様子

[訪問診療の様子]

訪問診療の様子

[訪問診療の様子]

訪問診療の様子

[口腔ケアの様子]

訪問診療の様子

[内視鏡検査の様子]

私たちの目指すべきもの

唐突ですが、お子さんや若い方にこんな質問をしても、ピンとはこないでしょうが、多かれ少なかれ、お口でこんなことが気になることはありませんか?

お口の問題をセルフチェック!

1.歯磨きやうがいがうまくできない
2.お口がいつも乾いている、唾液が出ない
3.かみ砕く力が落ちている
4.食べ物が口からこぼれる、口の中に食べ物が残る
5.舌でうまく送り込めない
6.うまくかめない
7.うまく飲み込めない、ムセたり時間がかかる

上記は主に口の環境や機能に関したチェックリストです。
症状が些細で気にならない場合もあれば、深刻な場合もあるでしょう。
しかし、まずはその機能が低下していないかどうかを「知る」ことが大切です。

フレイルとは…

英語では“frailty”といわれ、日本語でいうと「虚弱」とか「衰弱」という意味になります。
もしも、あなたが「虚弱」や「衰弱」と言われたらどうでしょう?冗談じゃない!と思いませんか?
しかし、フレイルと定義されている状態は意外にも幅広いのです。

フレイルとは

簡単に言うと「フレイル」という状態は健常と言われる状態から介護が必要となる状態までの過程と定義されています。
つまり、フレイルの状態が些細で気にならない状態を放置し、深刻な状態になってしまってから気づくのか、それとも些細な気づきを感じたときに行動するかどうかで、そのあとの人生が大きく変わってきてしまうこともあり得るのです。
少し話がそれてしまいますが、「死生学」という学びをご存じでしょうか?
誰もがいつか死ぬということは誰もが知っていることですが、その「死」に対して誰しもが日常的に向き合ってはいないものです。
ですが、自分の「死」をいつか迎えることは誰もが知っていることですが、と考えたとき、誰しもがピンピンコロリと逝けるわけではありません。
また、口から食べられなくなっても胃瘻や静脈栄養で命を長らえることができる現代において、死にたくても生かされるというケースが多く存在しています。
死に向き合うことで、死までの生き方を考えることは大切なことだと思います。
そしてその死に際して、後悔をしない生き方をのぞむのは生きているすべての人間がのぞむ生きる姿なのではないかと思うのです。

オーラルフレイルとサルコペニア

「フレイル」と言っても、自立度の低下にはさまざまな要因が絡んできます。
わたしども歯科領域では、「オーラルフレイル」という見地からフレイルについて考察していきます。最初にお聞きした質問がまさにそのオーラルフレイルについての質問事項になりますが、そこにはもちろん身体的要因や心理的要因も深く関わってきます。
われわれ歯科領域で目指すべきものは、「口腔の健康」です。そして口腔の機能の多くは食べることですので、食べることの支援をしていかなければなりません。
しかし、食べる力を支えるためには、口腔の健康を維持するだけでなく、食べやすいよう姿勢が安定し、思うように身体が動いているか、そして食べたいという欲求や食べられるという自信や喜びを持っているか、など、口腔だけに目を向けていては、その先にある健康な生活の営みやご本人のQOL向上には繋がらないと考えております。
私ども天馬会の理念やコンセプトはこのような想いから発信しております。

天馬会の「理念・方針」&「コンセプト」 フレイルサイクル

口腔ケア

むし歯予防のためだけではなく、病気の予防に

「口腔ケア」とは、「お口と歯のお手入れ」のことです。
昨今の研究では、お口に存在する細菌が誤嚥性肺炎の原因になるばかりではなく、血管障害、心臓病、糖尿病などの疾患を引き起こすことが証明されています。そのため、抵抗力や体力が低下している人にとって、知らないあいだに増えてしまうお口のなかの細菌は大敵なのです。また、お口のなかの異変に気づいたときには、お口の状態がかなり悪化しているということが少なくありません。さらに、お口の細菌が原因で全身にかかわる病気を併発する可能性もあり、入院が必要になるなど介護者にさらに大きな負担がかかってしまうことも考えられます。
お口のなかは、きちんとしたお手入れをすればするだけ効果が現れます。むし歯や歯周病予防のためだけでなく、全身の健康を守るためにとても大切なのが口腔ケアなのです。

疾患予防だけではなく、生活に活力をよみがえらせる

「お口から食事を摂る」ことは特別な動作ではありません。
食べることで空腹を満たしてしあわせを感じ、日々元気に過ごすことができるのですから、お口から摂る食事によるエネルギー摂取は、健康な生活の大元なのです。
口腔ケアは、その第1歩である「経口摂取」をうながし、低栄養や脱水を防ぎ、脳や胃腸に刺激を与え続けます。また、全身状態が低下することを防ぎ、体力を回復させ、意欲向上にもつながります。

口腔ケアってどんなことをするの?

当法人の訪問歯科診療では、ひとりでも多くの方が「お口から食事を摂れるようになること」を目指し、お口にまつわるあらゆるサポートを提供しています。
具体的には、歯みがきや粘膜、舌の清掃、義歯の清掃といった「口腔清掃」(器質的口腔ケア)と、口腔周囲筋の運動訓練、咳払いや嚥下促進、発音、構音訓練といった「口腔機能回復」(機能的口腔ケア)の提供です。また、義歯の修理、調整や作製、歯の詰め物やかぶせものなどによるむし歯の治療、歯周病治療や歯石除去といった歯科治療も行います。

口腔ケアの効果はこんなにも

あらゆるご家族が願うこと。「健康で元気に過ごして欲しい」そして「金銭的な負担はできるだけ減らしたい」。
この2つの願いは一見相反するようにも見えますが、口腔ケアを継続的に行うことでどちらも可能になるのです。

口腔ケアの目に見える効果

嚥下検査

こんな症状は摂食嚥下障害かも!?

これらは病気で身体が弱っている方や、脳卒中などの後遺症がある方に見られる症状で、摂食嚥下障害の可能性が考えられます。

嚥下内視鏡検査で確認しましょう

当院では、摂食や嚥下、咀嚼機能の障害が疑われる方に対して、専門医による嚥下内視鏡検査を行っています。
嚥下内視鏡検査とは、約3mmの小さな内視鏡カメラを鼻から挿入し、食べている状況をその内視鏡で確認する検査です。
この検査では、口に入れた食品がどの程度まで咀嚼されているのか、唾液はどの程度混ざっているのかなど、口から喉へ運ばれた食塊を内視鏡で目視し、その様子をチェックします。
この検査は嚥下障害が疑われる方の食形態の決定にも活用されており、正しい姿勢や食べ方の指導などは、検査後の嚥下訓練として当院で行う口腔ケアで継続的にサポートしています。

受診の流れ

訪問歯科診療までの流れ

歯科医師と歯科衛生士がお約束の時間にご自宅または施設にうかがいます。

01
お電話やFAXによるご連絡

まずはお電話またはFAXでお近くの診療所までご連絡ください。
患者様ご本人、ご家族様、または介護者の方からもお申込みいただけます。

02
診療日時の決定

検診と診断に基づいて治療計画を立て、ご希望に沿って診療日と時間を決定します。

03
治療開始

治療計画に基づき、治療だけでなく口腔ケア、口腔リハビリなどを実施します。
基本的に週1回のペースで訪問いたします。1回の治療時間は約30分です。

04
治療終了

歯科治療の終了後も、口腔ケアをはじめとした定期的なケアや義歯などのアフターケアを行い、お口のなかの状態を万全に維持できるよう計画を立て、サポートします。

介護老人保健施設

「食べる」を重視した新しい「老健」を目指します

介護老人保健施設 ヴェラス八軒

リハビリ、栄養、口腔の取組は一体となって運用されることで、より効果的な自立支援、重症化予防につながります。
当施設では医師、看護師、摂食医( 歯科医師)、歯科衛生士、管理栄養士、調理師、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、介護福祉士、健康運動指導士等が多職種連携を図って、総合的なリハビリ、機能訓練、口腔、栄養管理を行います。

「食べる」を重視した新しい「老健」

当施設は「ユニット型個室」です

ヴェラス八軒 ユニット型個室

より高齢者に寄り添った介護をするために導入されている居室タイプが、ユニット型個室です。
これまでの介護ではいかに効率的に集団のケアを行うかが重要視されていましたが、近年では高齢者ひとりひとりに寄り添った個別ケアが主流です。
入居者様個人の生活リズムや、性格的な特徴に合わせたケアがしやすいことがユニット型個室の魅力です。
相部屋の場合は仕切りは簡易的なものが多く、パーティションだけで個人のスペースが区切られていることも少なくありません。
プライバシー保護の問題を解消するために生まれたものが、ユニット型個室です。

施設概要

施設名称
介護老人保健施設ヴェラス八軒
所在地
〒063-0866 札幌市西区八軒6条東4丁目4番22号
TEL
011-728-1165
FAX
011-728-1177
経営主体
医療法人 天馬会
開設日
令和4年4月1日
利用定員
入所 80名
職 員
医師、看護師、摂食医( 歯科医師)、歯科衛生士、管理栄養士、調理師、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、介護福社士、健康運動指導士、介護支援相談員、事務員
院内の様子
院内の様子
院内の様子

料金

料 金
月額 8万円~ 14万円 ( 介護サービス費、食費、居住費含む )
※介護度、ご本人の収入により変動あり ( ご本人負担額 )

アクセス

  • 介護老人保健施設ヴェラス八軒
  • 〒063-0866
  • 札幌市西区八軒6条東4丁目4番22号
  • 最寄駅:JR 学園都市線八軒駅から徒歩7分
    お 車:JR 札幌駅から車で約6分
  • TEL.011-728-1165

ご相談・お問い合わせ

TEL 011-728-1165 / FAX 011-728-1177

受付時間 8:30〜17:30(土・日・祝日を除く)

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